お、今日もえらいぎょうさん、女の子たちがおんね〜vvv あ、僕や。ノリックやでv さてさて、『眠れる森の……じゃなかった、眠れる森の美女』、後編、始まるでー!
『眠れる森の美女』――後編
姫たちが眠りについてから、100年の月日が流れていました。国全体が眠りについてしまったので、隣国からは『眠りの国』と呼ばれており、だんだんと人々の記憶から薄れていってしまっていました。うーん、そりゃ100年やもんね。ちと長すぎやね。
さて、人の噂の威力はすさまじいものです。眠りの国には、美しい姫がいるとの噂が、もはや伝説となって人々の間では語り継がれていました。
フフフッ、なんや神秘的やね。噂を確かめよう、あわよくば姫をその手に……と考える輩は後を絶たず。何人もの若者が、眠りの国へと赴きました。しかし、誰一人として姫を見つけることは出来ません。それどころか、城の中に入ることさえ出来ないのです。
何故や? って思うやろ。それは、城の周りを取り囲むようにして生える、茨が邪魔をするからなんやて。まるで生きているかのように動いて、人の行く手を阻んできよるらしい。誰もがその茨に傷つき、城への潜入を断念せざるを得ないっちゅーわけや。あ、ほらほら。エキストラの出番やで。
「何だこの茨! 切っても切っても生えてきやがる!」(みかみん)
「ひぃーっ! 剣が折れたーーーーーっ!?」(U10)
「燃やそうとしても、燃えないですぅ〜っ!!」(桜井みゆーき)
「痛っ! くそっ、これじゃあ先へ進めない!!」(みずのん)
ぷっ……名前、改名しとるけど、めっちゃバレバレやん。君ら、センスないんとちゃう? U10なんて、もはや人間の名前かどうかすら怪しいでー? ま、別にええけどね。
「「「「じゃあ突っ込むな(突っ込まないでくださいっ)!!」」」」
はいはい。てなわけで、眠りの国は『呪われた王国』としても名を馳せていたわけや。そんなある日……ちょうど、王国が眠りについてから100年目やね。ある国の王子が、噂を聞いてやってきたんや。さ、渋沢クン、出番やでv
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ……!!!」(興奮のあまり、息切れ)
((((ひぃーーーーーーーーーーっ!!!!!涙))))
……ええっと……。ほら、台詞言ってくれへんと、先進まへんから……。
「あ、す、すまない。俺としたことが、いざ王子役になってみると、緊張してしまってぇっ……ぐひっ……」
(あの渋沢さんが普通に照れてるなんて、何だか気持ち悪いなぁ)→タッキー
(いや、最後に『ぐひっ』って言ってるあたり、普通じゃないと思うぜ……)→柾輝
(渋沢=『変態』以外はもう考えられないな)→水野
(何だかスゴイ場面に居合わせてる気分だ……)→一馬
な、何や自分。突然乙女ちっくになるのは勘弁してや〜。ちょっと(かなり)気味悪いでぇ? ほら、ちゃんも待っとるし、ここは男の見せどころや! がつんっと一発かましたってや。
「そ、そうだな! よしっ……姫!! いや、! 俺がお前を絶対に助け出してみせるからな!」
王子様は意気込みながら、茨の前と歩み出ました。
というか、むしろ渋沢キャプテンから先輩を救い出した方が早い気がしますね。
自分、めっちゃ上手い突っ込みやねv 僕もそう思うてたんや。さあ、案の定、茨が攻撃してきます。シゲ! 出番やで。難波魂を見せたってや!
「ほい来たーっ! 兄サン、ここから先は通さへんで! このシゲちゃんを倒すまではな! ほれっ、受けてみぃ!!」
――ばしんっ
「くっ……」
(痛っ!? てめっ、笠――)
――べしんっ!
「うおっ!!」
(ぶはぁっ!? ざっけん――)
――どごぉぉぉんっ!!!
「ぐあぁぁっ!!!」
(ぐへぇぇぇぇっ!!!!!――ばたっ・・・)
(……ふぅー。やっぱり、効果音はリアリティが命ですよね。イイ音が出せました、三上先輩)
(か、笠井……俺を殺す気か……?)
(とんでもない。俺はただ、リアルを求めてるだけですから)
(……殺人事件のな)
王子は必死に応戦しますが、茨の強さは半端じゃありません。とうとう王子の持っていた剣は、使いものにならなくなってしまいました。
「ふっふっふー! どうや、俺は強いやろ? もう諦めて帰りぃ。には何人たりとも近付けさせへん。それが俺の使命なんや!」
「くっ……俺は絶対諦めない!! を助け出すことが、俺の使命だ!!」
「強情やね……何でそんなにを助けたいんや?」
「理由? そんなの決まってるじゃないか!! 愛だよ! 愛!!」
突然スイッチが入ったかのように、目線を潤ませる王子に、茨の門番は目を丸くしました。ええっと……こんなん台本に書いてなかったんやけど、しゃあないね。何言い出すんやろ、彼は。
「……清く正しく美しいマイスイートハート……。煌く眼差し、珠のように輝く白い肌、薔薇のように咲き誇る桃色の唇……どれもこれもが俺の心を握りつぶす!!」
「ちょい、兄サン……? 握りつぶすって……(汗)」
「と目が合うと、俺の心臓は破裂する! 体は人体発火並に燃え上がり、体中の毛がハリネズミのように逆立ち、さらに俺を刺激するんだ……!! 、お前は痛くて気持ちいい……!!」
「…………」
(((((コイツは間違いなく変態だ……!!!!)))))
「全身の血はマグマのように沸騰し、汗が吹き出る……!! 嗚呼、俺の……お前を想像するだけで、俺は今にも……今にもっ……ハアッ、ハアッ、ハァッ…ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ!!!!!!!!!」
「ギャ-―――ッ!!」
((((((ギャ-―――ッ!!!!!)))))→男性陣
((嫌ぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!))→女性陣
ギャ-―――ッ!!!! ちょ、ちょっとマジかいなー!? 渋沢クン! 君、精神病院行った方がええって!! 犯罪者になる前に、な?! 悪いことは言うてへんよ!
「……マジでこれはヤバイわ。申し訳ないんやけど、俺は今回ここで降りさせてもらうわ……戦意喪失や……、無事を祈っとるで……!!」
な、何と!? 茨が自らリタイヤ宣言しよった。ちゅーことは……
「ハハハハハ!! 俺の勝ちだな。というか、俺は何もしていないが?」
(((((してるから!! 精神攻撃してるから!!!)))))
……ご愁傷様やね、ちゃん……。気付かないって、罪やね……。
こうして茨を退けた王子様は、ついに禁断の塔へと入っていきました。
「はどこにいるんだ?」
王子がそう呟いた時でした。目の前に、古びた扉が見えたのです。
「この先にが……」
――どっくん
王子は緊張した面持ちで、ドアノブに手を掛けます。
――どっくん!
うーん……緊迫しとるね。ていうか、めっちゃリアルな効果音やね、笠井クン。
いえ、俺は今は何もしてません。
……へ? じゃあこの心音は……
――どっくん!!
((((渋沢の生心音かよ!?))))
何てスゴイ音なんやろ……ていうか、緊張しすぎとちゃう? 扉を開けた王子は、驚きのあまり目を見開きました。
「あ…………」
目の前には、ベッドに横たわり、眠りについている姫がいたのです。あまりの美しさに、王子は眩暈を起こしました。
「うぅっ……眩しい……!! 心臓が破れる……!!」
((((むしろそのまま永眠してくれ……!!!!))))
そして、姫の前で屈み込んだ王子は、姫を見つめました。……ていうかコレ、ホンマにチューすんやっけ?
(そんなわけないだろ!! 渋沢のやつ、完全に世界は入ってるし!!)→翼
(渋沢ぁ!! てめぇ、マジざけんな!! に触ったら殺すぞ!!)→三上
(渋沢キャプテン、もう笑うことが出来なくなりますよ?)→笠井
(……蜂の巣になりたいの?)→英士
僕も絶対反対やで! こらっ!! 渋沢クン、君それ以上やったらあかんって!!
「…行くぞ……!!」
うわぁっ!! 何か嫌や、その台詞!! マジでおぞましい!!
(と…キス……俺は出来なかったのに……orz)→一馬
(駄目っすよキャプテーーン!! 抜け駆け禁止って言ったじゃないっすかーーー!!!)→誠二
(嫌ぁぁぁぁっ!! 、逃げてーーーーっ!!)→有紀
「ハァハァハァッ…………!!!!!」
「(克朗ってば、何かスゴイ息切れしてる……?!)」
「……ハァハァハァ……っ……ハァハァハァハァハァハァハァハァハァ!!!!!」
「(こ、怖い……!!!)」
くぅ!! ちゃんの唇が奪われ――
――パァンッ!!
な、何や!? 硝煙……?
「フフフ、駄目じゃないの渋沢クン。ラブシーンは、もっと美しくやらないと。映像美が全てなのよ? これじゃあキャプテン失格v」
「西園寺監督?」
「あ、玲ちゃん?」
「はまだ寝てないとダメよ。渋沢クン、今のシーンをもう一度、美しくやり直してくれるかしら?」
「は、はい……」
「うふふ……二度目は無いわよ?」
監督……最凶やわ……。渋沢クン、もう1回やるで?
「あ、ああ……」
「(玲ちゃん、怖い……)」
王子は姫にキスを……正確にはフリやで?! をしました。……くっ、皆、見るなや!! 悔しさ倍増するだけやで!!
「…………ハァハァハァ……っ……ハァハァハァハァハァハァハァハァハァ!!!!!」
((((またかーーーーーーーっ!!!!)))))
「っ……ぷぷっ……もぅ……ダメっ……!!!」
「え? ……?」
「あははっ……あはははははっ……!」
「……」
な、何と、王子がキスする前に、姫が笑いだしましたー? どうしたんや、ちゃん! 渋沢クンの臭気に充てられたん!?
「ちがっ……あはははっ……ごめ、克朗……!」
「いや、俺は平気だが……」
「あ、あまりにも必死な克朗が、すっごく面白くて……! どうしよ……笑いがっ……止まらないっ……あははははっ」
「ハハハハハ……、お前の笑いが素敵過ぎて、涙が出てくるよ……ハハハハハ」
(((((、ナイス!!!!!)))))
(キャプテン……目尻に涙が浮かんでる……)←誠二
(……心臓が握りつぶされるほどに惚れてんだ。そりゃあ泣きたくもなるだろうよ)←三上
(は笑いすぎで、涙浮かべてるけどね)←翼
(変態には相応しいオチだと思うけど……ちょっと出来すぎかしら?)←有紀
(そうですね。まるで最初から謀られたかのようなオチでしたよね)←笠井
(((((絶対コイツが黒幕だ!!!!!!!!!)))))
ぷっ……ちゃん、やっぱ君、最高やで!! 渋沢クン、力みすぎたんが敗因やね。ま、どんまいってことで。おっと、話続けなあかん。王子の必死さが、姫を100年の眠りから覚ましたのです!! やったー! やったでー!!
――ちゃらららっちゃらーん♪
オイ、効果音。何でソコで『ドラ●もん』が流れるんや?
いや、何となくです。(しれっ)
君……やる気無いやろ……。
「あはははっ……王子様…貴方のおかげで、私は100年の眠りから覚めることができました。何と御礼を言ったらいいか……」
「いえ、姫のその笑顔が見れただけで、これ以上の至福はありません……!!」
「王子様……」
「……」
姫が起きると同時に、国中の皆も、眠りから覚めていました。さあ、ラスト! 皆、気張っていこうやv
「ふぁぁ〜、よく寝たの〜……って、もしかして、呪いが解けたんか!?」
「…どうやら、そのようだな。姫は……は無事か?」
王と王妃が起きました。
「翼……おい、翼」
「……あれ、柾輝……? お前、何で起きて……」
「解けたみたいだぜ、呪い」
「!! 誰かが解いたって言うのか!? それで、は!?」
「今、王たちが捜してるとこだ」
「俺たちも行くよ。他の奴らも起こしてな」
「了解」
妖精たちも、次々と目を覚ましていきました。
「……結人、起きろ」
「むにゃむにゃ……もう食えねぇ……」
「寝言言ってる場合じゃないだろうが……が目覚めたってことなんだから!」
「…………うおっ!? 呪いが解けたのかよ!!」
「とにかく急がないと! 他の奴らに先越されるぜ!」
「合点承知!」
妖精たちは途中で王たちと合流し、急いで塔へと駆けつけました。
「あ! 皆――っ!!」
「「「「!!!!!」」」」
塔の下には、笑顔で手を振る姫と王子が立っていました。
「、無事だったんだな!」
「竜也も無事で良かった。全て、王子様のおかげよ」
「王子……って、この年齢不詳の男のこと?」
「ハハハハハ。面白いことを言う妖精さんだな。そうだ、俺が王子の渋沢克朗だ!」
「翼ってば……失礼なこと言わないの」
「いや、いいんだ。今後、彼らは俺たちのファミリーになるわけだしな! 仲良くしようじゃないか、妖精の諸君。ハハハハハ」(キャプスマ)
王子の言葉に、妖精たちの表情が凍りつきました。そして、全員顔を見合わせると、「にたぁ」と笑いました……何やの皆、めっちゃ怖いんやけど……!! ……ていうか、笠井クン。君まで笑うのヤメテや……。
すみません、つい癖で。
癖!?
「ど、どうしたの皆?」()
「いや、別に? ただ、これから毎日楽しくなりそうだなぁって思ったら、自然と笑みが零れたっていうかぁ。ねえ、若菜?」
「そーそー、小島ちゃんの言うとおりw 大切なの命の恩人だもんなー。これは『丁重に』もてなさないといけないしー?」
「貴重なサンプルとして、有効利用できそうだな。身体も丈夫そうで、被験者としては申し分ない」(不破)
「魔法効果の実験台にはもってこいだね」(杉原)
「俺のが、随分と世話になったみたいだしね」(翼)
「ま、喧嘩相手くらいにはなるか?」(柾輝)
「えっと……お料理の味見をしてもらったりできそう……」(桜井)
「みゆきちゃんの料理は、この国の七不思議の一つだもんね」(黒い風祭w)
「キャプテンばっかり美味しい役なんて、許さないっすよ」(誠二)
「俺はどうでもいいけど、は渡さねー」(三上)
「渋沢みたいな危険な奴に、は任せられないしな」(水野)
「同感……」(一馬)
怖っ!! あんたら、マジで怖いからやめてーな!ていうか、皆さん。もうちょっとお話の進行に協力的になろうや……。僕、もう結構疲れてるんよ。
「ん? 何だか分からんが、歓迎感謝する! 、皆が俺たちを祝福してくれてるみたいだぞ」
「あはは、それは良かった」
「ハハハハハ」
……これでいいんか? ま、ええか。
こうして、姫と王子は妖精たちを従えて、末永く、幸せに? 暮らしましたとさ。
んー……何かイマイチやねぇ。お、そうだ。これ、ナレーターにある程度任されとるんよね? じゃあ、締めの言葉を変えたる! ――前言撤回やv 『眠れる森の美女』の過去を持つ姫の苦悩と受難は、これからも永遠に続くのでした♪ ちゃんちゃん。
どうや、コレ! すっごくこれからのことを如実に表現出来てると思わん!?
「な、何でそんな不吉な終わり方なのよー!?」()
えー、だってこれが一番しっくり来るんやもん。ま、所詮パロなんやし、これくらいは僕の判断で決めてもいいやろ? はい、めでたしめでたし♪
「全然っ、めでたくなーーーーーい!!!!!」()
「俺の台詞最後無かったで!?」(直樹)
「俺だって無い……」(天城)
おわり(マジか)
◇おまけ◇
「なー、そう言えば英士はどこ行ったんだ?」
「俺も気になってた――――って、英士!?」
「…………」
「ま、まさか……13人目の妖精って、最初しか出番無いの、知らなかった……とか?」
「まっさかー! 英士に限ってそんなボケするわけないっつーのw な、英――――」
――ジャキンッ
((地雷踏んだ!!!!!!号泣))
「え、英士……俺たちが悪かった! 悪かったから〜!!」
「頼むからマシンガン向けないでくれーーーっ!!(涙)」
「「ごめんなさーーーーいっ!!!!!!!!!!!!!」」
おしまい(どんなだ)
前編/目次
ええっと…………今回もホントすみませんっ(土下座)マジ意味わかんねー的展開でした。こんな童話、あってたまるかよって感じです(;´▽`lllA`` ヒロイン、出番少なっ。しかも、オチがパターン化してます……。しかも、結局逆はードリ。微妙……。次回はオチは変えられるといいなーなんて(まだ続くのかよ!!)ごめんなさい、まだ続けます。ホントすいません(うざい)あと二話で、童話シリーズは終わりなので、もうちょっと辛抱してくだされ・・・
余談ですが、個人的に翼狂なので、どうしても翼にいい役をやらせたくなってしまいます。そして、キャプのことが嫌いなわけではないです。むしろ動かしやすいので好きなんだけどあんな扱いに(汗)U14は、三人揃ってこそだと思いました。あとは、へタレが好きなので、一馬と竜也のコンビが好きだったり。翼と英士コンビも好き。策士ペア。
ではでは次回も、宜しければお付き合いくださると嬉しいです。
2006,8,11 桃井柚