◆アトガキ◆(ネタバレあるので、麻衣篇・義高篇両方見てから読むこと推奨!)
この度は、私の自己満作品をお読みいただき、誠にありがとうございました! 続、
探偵乱舞。ついに完結いたしました☆☆☆
このお話は、昨年の9月半ばから連載して いたものでして…約一年とちょっとの時間を要してしまいました。本当は半年く
らいで終わる予定だったのですが、何分オフが多忙をきわめておりまして…。で
もまあ、秋のお話だったので秋真っ只中に終われて逆に良かったかもしれません
。調度紅葉舞ってますしね。
さて、このお話。前作探偵乱舞の続編となってます。と言っても、テイストが全
然違うのであんまり続編な印象はなかったかもしれません。前回のテーマは友情
! これに尽きたんですが、今回は一転恋愛! でした。まあ結果的にあんまりロマ
ンスは無かったですが、前よりは進展したんじゃないでしょうか。彼らは。 最終回は、それぞれの視点でお送りしましたが、おまけも2つあります。麻衣篇だけだと何のこっちゃいってなると思いますので、まだ義高篇をお読みで無い方は、そちらを読んでからこのページにお越しくださいませ。
ここで、恒例のちょっとしたキャラ語りとネタ語りをしてみたいかと思います。お暇な方は是非お付き合いくださいませ。
<キャラのこと色々>
麻衣と義高は、前作でもW主人公として頑張ってもらってましたが、今回もそのまま頑張ってもらってます。視点を変えると見えてくることもある……っていうのもあって、敢えて視点変更しています。お互いの視点から追う方が、色々楽しいこともありますよね。そんなわけで、私の中では彼らはどっちが欠けてもダメな存在となっていたりします。
二人の性格、言動はほぼ前作を踏襲してます。が、若干麻衣は大人びたかな? 義高も随分色々考える男になっています(笑)まあ前作は、社会に出たて……というか、まだまだ1年過ぎたくらいだったからねえ。とりあえず、半年の月日は人間を成長させたんだなーと思いましょう(笑)
残念だったのは、二人の個人設定を生かせなかったことですね。二人の趣味や嗜好は実は結構変わっているのですが……番外編など書く機会があれば、是非その辺りを掘り下げていきたいなーと思います。
さて、今回は初登場のキャラがいましたが……巴里と夏枝ですね。この二人は、すぐさまパッと頭に浮かんで出来たキャラなので、さほど苦労はしてませんでした。口調とか性格とか分かりやすいことこの上ないですもんね。巴里っ子は、私の大好きなあるキャラクターに似ているのですが、これはホントに偶然なんですよ。そのキャラクターを知る前に既に巴里っ子を考えていたので、今思えば運命だって思います(笑)マシンガントークで美形なんて……ねえ?
巴里っ子は、本当はもっともっと意地悪な感じでした。義高に対してはね。でも、何だかんだ言って、結局あの程度に落ち着きました。随分台詞もやわらかくしたつもりなんですよ、あれでも。巴里っ子は、育ちの良い本当に紳士が染み付いている子なので、その辺りが伝わっていれば良いなあと思っています。彼には色んな裏設定があるっぽいですよね? 特に警視との会話とかからそれが分かるんじゃなかろうか。いつか機会があれば、彼らの過去なども書いてみたいなぁ。
夏枝ぽんは、とにかく女版義高って感じで書いてます。いや、義高以上に猪突猛進するタイプ。とにかく元気でハイテンションで可愛い女の子設定です。麻衣とは対極っぽいですね。どっちかといえば、萌に近いのかもしれません。彼女にももっともっと活躍の場をあげたかったのですが……いつかの未来にそれを託そうっと(笑)
そしてそして……今回一番のカッコイイ男になったのは、私としては大塚です!! 何か、すっげー渋い大人の男になってません!? 特に義高と居酒屋で語る回は大塚カッコよくなったなぁと他人事のように書いてました(笑)奴にも実は、色んな事情がありそうですよね……? これもいつかの未来に書きたいこと一覧に上げておこう(笑)
砂原さんと萌さんは、今回はちょっと脇役です。彼らには前回、散々振り回されたと思うし、まいっかって感じです(嘘です)いやいや、今回のテーマにはちょっと違うかなって思っただけです。しかし彼らがいなければ、お話が回らないことも事実です。特に砂原は、弟との確執もあるようですしね。今後の活躍に期待するってことで♪
<ネタ色々>
実は今回、私は最初「完全義高ヨリに転がる麻衣を書いて終わろう」と思ってました。でも、巴里っ子書いてるうちに、何だか本当に気に入っちゃったんですよね〜(笑)それで、何と今度は一転、巴里っ子ヨリで終わるか!? とまで思いました。でも、やっぱりこのお話の主人公は麻衣と義高だしなぁ……でも、巴里っ子も好きだしなぁ……と悩みに悩んだ末に……
「相棒は義高。でも恋愛感情を抱くのは巴里?」
いやいや……それはダメだ。それじゃあ義高が報われない! とまた悩み……結局、今回のような感じに落ち着きました。実は、麻衣と巴里の屋上での会話には削った部分があって、麻衣は巴里に心の中の声を全部言うはずだったんですよ。「貴方といると、只の女になっちゃう」とかね。それはつまり、巴里のことが恋愛対象として好きになってるからってことで……。それを巴里は分かって、最後立ち去る前に「お前、それ、物凄い告白なんだけど」とからかい半分、本気半分で返すっていう話でした。でも、それだとこの先義高とはやっていけないじゃん! と慌てて修正したり(笑)いや、麻衣は結局、昔は完全に巴里が好きだったんでしょうね。でも、その穴を埋めたのは間違いなく義高で。彼らの間で揺れていることにはどちらにせよ変わりないんです。そりゃーそんな美形に囲まれたら誰だって揺れますよ!(llllll´▽`llllll)だから最後は「モラトリアム」。そんな麻衣の猶予期間ってタイトルにしました。いつまでも揺れてばかりじゃあ、大切なものを失っちゃいますもんね。麻衣には女としても、探偵としても幸せを掴んでほしいです。もちろん、他のキャラもですけどね。
個人的には、もっと巴里×萌の絡みを書きたかったです。この二人は、実はとっても気の合う設定で、結構いい感じになるかもしれない……っていうちょっとした裏事情もあります◎いや萌はやっぱり砂原とか? とにかく、萌さんこそが麻衣の最大のライバルかもしれませんです(笑)
ここまでツラツラと語ってきましたが、そろそろネタ切れなので、この辺りで終わりたいと思います。
一年もの間、こんな駄文を読んでいただき本当に本当にありがとうございました。
今後、この『探偵乱舞シリーズ』は、しばらくは短編を更新していく予定です。また、自作ゲームの制作もひっそりと継続中だったりして、そちらにも彼らは出演しています。是非とも機会があれば、ご覧いただきたいと思います◎連載をまた行っていくかどうかは……未定です。皆さんの需要次第とさせていただきますので、感想などお寄せいただけたら嬉しいです。すっごい待ってます(笑)
最後に、今後とも、桃井柚ならびに、当サイト・作品をどうぞ宜しくお願いいたします。
2007/11/30 桃井柚
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