「23歳です」←何故か敬語。
「本当に!? 僕と同い年だよ!」
「ホント!? じゃあ、敬語使わないね」←義高は終始タメ語。
「うん、そうしてくれると嬉しい。そっちの方が僕も話しやすいし」
「ふふっ……あ、ええっと、何て呼ぼうかな。さん付けはちょっとねぇ……義高君でいい?」
「義高でいいよ。じゃあ僕は……麻衣でいいかな?」
「うん! よろしくね」 既に意気投合してしまっている二人が、別館に着いたのはこれから更に一時間後だった。
ススム→