「いらっしゃい、さあ、ここへ掛けて」
扉を開けると、白衣を纏った青年がいた。逆光で顔は見えないが、ひどく安心するその声に、僕はほっと息をついた。その隣には、同じく白衣を纏った女性。
「あ……」
その姿を見た時、目の前が滲んだ。
さん? あの、さんなの?
どうしてさんがここに?
だって、君は……
「……さん……」
彼女は、僕が大好きだったふんわりとした笑顔を浮かべて、僕の名を呼んだ。
「……風祭君、会いたかった」
いつの間にか開いていた窓から、ふわっと風が舞い込んできた。
差し込んだ光に、全ての色が飲み込まれて…………
そして僕は、自分が何故ここにいるのかを、思い出し始めた――――。
Suicide note〜罪×罰〜
「マーチン・ルーサー・キングのお話を見ても分かるように――――」
教師の言葉に、笑いを堪えるクラスメイトたち。
嘲笑が、僕の耳を汚していくようだ。
チャイムが鳴ったら、悪夢の始まり――――。
「おい、マーチン・ルーサー・キングだってよ」
「ククッ、差別しちゃ駄目よって、香取センセー言ってたなぁ?」
「ま、これは差別じゃないっしょ。だってコイツは人間じゃねえし!」
――――ドガッ
「ぐっ……うぅ……」
鳩尾を蹴られ、僕は地面に転がった。吐き気が込み上げてきた。
「そうだよなぁ。コイツは人間じゃなくてクズ。ゴミ。汚い虫だもんな」
「そうそう。だからこれは、差別なんかじゃなーいのっ♪ おらっと!」
今度は背中を思い切り踏みつけられ、今度こそ本当に胃の中の物を吐き出してしまった。その光景を、笑いながら見下ろすクラスメイトたち。
「ぐぇ、キモイな!」
「気持ち悪いんだよ! このカスが!!」
「お前なんか死んじまえよ!!」
「や、やめ……て……もう……たすけ……ぐぇっ!!」
一人の足にしがみ付いた僕を、容赦なく蹴り飛ばす足、足、足。
ああ、何で僕は彼らに蹴られているのだろう。
どうして僕は、ここで転がっているのだろう。
ああ、そうだ。確か今日の授業で、先生がマーチン・ルーサー・キングについて話したんだった。それで、「皆、差別しちゃだめよ」とか何とか言って……そのせいで、僕が今ここで殴られる羽目になったんだ。そうだった、そうだった……。
「**も、こんな奴庇ったばっかりに、女子たちに目付けられて、ホントに馬鹿だよな!」
「ホントホント。しかも、最後は結局**しちまったしよー」
「あーあ、全部お前のせいだぜ? お前がいたから、**は***……」
彼らの言葉が霞んで聞こえ、僕の視界はそこでブラックアウトした。
――――なるほど……先生は何も知らないの?
「先生は……何も知らないんです。何も知らないのに、無責任なことばかり言うんです」
僕はこの学校で、いつの頃からかイジメに遭うようになっていた。
最初は無視するとか、教科書が無くなる程度だったのが、いつの間にか殴られるようになった。
無意味な暴力が繰り返される日々。その暴力も日毎に見事エスカレートしていった。今日なんて、マーチン・ルーサー・キングの話が出たせいで、いつもの三倍は蹴られたし。先生、余計なことを教え込まないで。本当に、お願いします。
「アイツ……マジでうざくねえ? アイツがこの世に必要ないと思う奴お手上げっ!!」
「「「はーいっ♪」」」
クラスの皆が、僕を見下している。
誰もが僕を、汚いものでも見るような目付きでみている。
僕の居場所は何処にも無いのかな?
――――それは……酷い目に遭っていたんだね。
「……僕は生きている理由が見つからなくて……毎日、ただ何のために生きているのか分からなくて……」
誰か僕の声を聞いて。
少しでいいから、僕の声を聞いてほしい。
「ぐあっ!!……痛いよっ……やめろっ……もうやめてくれぇぇぇっ!!」
泣き叫んでも誰もが知らん振り。
静寂が、こんなにも煩いものだなんて思わなかった。
無言なのに、誰もが僕を大声であざ笑っている気がする。
このままじゃヤバイ。
僕はおかしくなって、病気になってしまう。いや、もう既に病気かもしれないけど。
寝ても覚めても、クラスメイトたちの笑い声が聞こえる。
僕はもう……精神が蝕まれているんだ。
「何を言っても変わらないなら、もう何も言わなければいい。声なんて、いらない、そう思ったんです」
――――そうか……
――――風祭君……
「や、やめてっ……お願いだから、もうやめてよ……!! こんな酷いこと、もう……」
「ってさー、いっつも風祭の肩持つよね? 好きなんでしょ!?」
「ぎゃはははは!! マジで!? こんなクズのこと好きなんて、どうかしてるんじゃね!?」
「っ……」
制服を剥ぎ取られ、下着一枚で転がされてる僕の隣で、一生懸命に僕を庇ってくれようとする彼女。
皆が狂った笑顔を浮かべている中で、彼女の言葉だけがこの世の全てに思えた。
でも、僕のこんな姿を、よりによって彼女に見られてしまったのは、泣くほど悔しかった。
僕がもっと強かったら。
僕が苛められてなければ、僕は……。
は、クラスの中でも一際可愛いとか、美人とかそういうタイプではなかったけど、笑顔が誰よりも似合う子だった。
僕は彼女の笑顔が大好きで……ずっと憧れていた。
僕のイジメを、たった一人見ぬフリをしないでいてくれたのも、彼女だった。
でも……彼女は、僕を庇ったばっかりに、クラスの女子たちからイジメられるようになってしまった。
女の子のイジメは用意周到執拗で、一見仲良くしてるように見えるのに、裏では相当酷いイジメをしたりする。僕は、自分が苛められるようになってから、そういうことにとても敏感になっていた。
だから、ずっと気付いていたんだ。
さんが、日に日に弱っていくのを。
毎日毎日、何事も無かったかのように振る舞う彼女の無理に、僕だけは気付いていた。
それなのに僕は、彼女に何もしてあげられなかった。
僕は彼女にいつも救われていたのに、僕は彼女を救ってあげることが出来なかった。
無理をし続けて、ついに笑顔を失くした彼女は、ある日の朝、学校の屋上から飛び降りて――――死んだ。
僕は彼女の死を知った時、全てに絶望した。
今までの人生にも絶望していたけど、それよりも何よりも、彼女が死んでしまって、他の人間が生き続けていることに絶望した。
僕が泣いても、何を言っても、世界は何も変わらない。
それを分かっていても、彼女がいなくなったこの世界は、今まで色があったということが分かるほど、色彩の全てが失われたように感じた。
教室に入れば、机に花が飾られてた。……二つ。
僕の机と、彼女の机。
怒りと悲しみで、僕は思わずそれらを叩き落とした。砕け散ったガラスが、僕の心に突き刺さってくるような痛みを感じる。それを見たクラスメイトは、また笑う。
どうして、どうして、どうしてなんだ?
何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で!!!!!
ごめんさん。ごめん、本当にごめん。さんさんさんさんさんさんさんさんさん!!!!!!!!!!!!!!!
何度謝っても悔やんでも、彼女のあの笑顔を見ることはもう出来ない。
「お前もの後追って死ねよ!!」
「そうそう、あの世で二人、付き合えばいいんじゃない!?」
「も、アンタが行けば喜ぶんじゃないの?」
「キャハハハハ」
喜ぶ? 彼女が? ……そんなわけない。
僕は彼女を、見殺しにしたんだ。
僕が弱かったばっかりに、彼女を、僕のたった一人の天使を、殺してしまったんだ。
僕が……僕が悪いんだ……。
放課後、僕は腕をガラスの欠片で刺して、確かめてみた。
真っ赤な血が、ぽたぽたと零れ落ちる。
「ハハハ……良かった……僕も、皆と同じじゃないか。僕も、皆と同じ人間じゃないか……」
「うわっ! 風祭の奴が、ついにおかしくなったぜ!?」
「ほら……血の色は同じだよ? 君と同じなのに、どうして僕は人間じゃないなんて言うの?」
「こ、こっち来るなよ……!!」
「ねえ……仲間ハズレにしないで……。僕も人間なんだよ、君と同じなんだよ……」
「コイツ、マジでキモイな!! おい、あそこに放り込んどこうぜ!!」
気付けば、布のようなものでグルグル巻きにされていた。
ここはどこ? ……分からない。
「だ、誰か……」
「アハハ! 芋虫が何か言ってるぜ」
「悪いな、虫の言葉はわかんなくてよ」
助けを呼んでも、誰も助けてくれないのは分かってる。
周りから、嘲笑が聞こえる。ああ、僕はまた皆に、ミンチにされるんだろう。
「さあ……どうやっていたぶってやろうか」
その冷たい声を聞いた瞬間、僕の背筋を悪寒が走る。
――――ボクハコロサレル
「や、やめて!! お願いだから!!」
「うっせーんだよ!! 黙れ!!!」
――――ドカッ!!
「うわぁぁぁ!! 痛いのは嫌だ!! 助けて!!」
「アハハハ、アンタ本当に男のくせに情けないわねぇ」
「なんて、私たちに殴られたって、泣いたりしなかったわよ? ま、結局死んじゃったけどねー」
「勝手に死にたい奴は死ねばって感じだけど」
「ほんっと、苛められるのがやだったら、ガッコなんて来なきゃいいのにね」
「バッカみたい!」
さんが泣いてないだって?
皆は何も分かってないんだ。
彼女は、いつも泣きそうだった。
泣きたいのを我慢して、我慢して。そして、もう耐えられなくなって、死んでしまったのに。
どうして、皆それに気付かないんだ……。
――――将……
気付けば僕は、泣いていた。
目の前の天使が、僕に微笑みかけている。
「さん……僕、君に何て言えばいいのか……ごめん……本当にごめん……」
「風祭君……もう、泣かないで?」
あの日、永遠に失ったはずの彼女の笑顔が、僕の目の前にある。
ここは、一体どこなんだろう。
僕はどうして、ここにいるのだろう。
「将……お前は、何故ここにいるのか、もう気付いているんだろう?」
「え……」
白衣を纏った青年が、寂しそうに微笑んでいる。
顔は……やっぱりよく見えない。
でも、その声を聞くと僕はとても落ち着くんだ。
「風祭君……貴方は負けちゃダメ」
「、さん……」
「私は……死んでしまったことを後悔してる。どうして、あんな奴らに負けちゃったんだろう。死ぬ以外にも、色んな方法はあったのに……」
「僕が……僕がいけないんだ! 君が僕を庇ってくれたばっかりに、君までが苛められて……僕が、僕が……!!」
「将。落ち着いて。……ちゃんは、お前のせいだなんて思ってない」
「でも、僕は……」
「風祭君のせいじゃないよ。私が負けちゃっただけ。それに、風祭君は弱くなんてないよ。だって、今も一人で闘ってるんだもん。私なんかより、ずっとずっと強いよ」
「違う、僕は何も出来ないだけなんだ。苛められても、どうにも出来なくて……君も助けられなくて……」
彼女は、ゆっくりと首を振った。
「……風祭君の声、私にちゃんと届いてるよ」
「え……」
「もう一度会えたのも、風祭君が私のことを想っていてくれているからなの」
「……僕は……ずっと、さんのことが……」
「ありがとう……風祭君。私、死んで一番後悔してるのは、もう、風祭君と笑い合えないことなんだ」
彼女の姿が、あの日の彼女と重なる。
気付けば白衣姿から、制服姿へと変わっている。
「私の夢はね……二人で一緒の高校行って、風祭君はサッカーを頑張って、私はそれを応援するマネージャーなの」
彼女の言葉通りの光景が、目の前に浮かび上がる。
「風祭君は、沢山の友達に囲まれて、良い先生やコーチに恵まれて、幸せな毎日を送っているの。風祭君はいつも綺麗な笑顔を浮かべてて、私もそれを見てると幸せな気持ちになれるのよ」
僕が知るはずのない、経験出来るはずのないifの世界。
それがまるで、今体験しているかのように僕の頭の中を流れていく。
知らない友達、知らない先生。
この映像は何?
でも……彼女の笑顔を見ていられるのなら、何だっていい。
「将君……」
今、僕の名前……
「ふふっ、こうやって呼ぶのがね、密かな夢だったんだよ」
「……、ちゃん」
「わわっ、先生! 将君が名前呼んでくれました!!」
「ははっ、良かったね、ちゃん」
「嬉しい、私。これでもう、思い残すことは無いです」
「……そうか。じゃあ、もうこことはお別れだね」
「はい……」
二人の会話はよく分からなかった。
でも、彼女がとても幸せそうに笑っているのだから、きっと何か良い話なんだと思う。
「……ちゃん、君は……どうしてここにいるの?」
「……私はずっと、どこに行けばいいのか分からなかったの。そして、気付いたらここにいた。将君と同じように」
「僕は……」
僕は、全てを思い出した。
僕は、あの日、あの場所で……。
「なあ……コイツ、動かないぜ?」
「は? どうせ声出す元気も無くなっただけだろ?」
「……いや、何か息してなくねえ?」
「マジで!? そ、それってちょっと、ヤバくない?」
「お、お前があんなに蹴るからだぞ!?」
「な、何だよ、お前だって殴ってただろ!?」
そうだ……。
僕はあの日、いつも通りに殴られて、頭を強く打って。
意識が朦朧として、息が上手く吸えなくて……。
そのまま、目の前が真っ暗になって……。
「大丈夫だ、将。お前の幸せをいつも願ってる。大丈夫だから、安心して生きなさい」
「そうだよー! 私が、将君のこと、ずーーっと見守っててあげるからv」
「嫌だよ……僕。ずっと、ここにいたい」
僕の願いに、二人は寂しそうに微笑んで、首を振った。
「駄目だ。お前はまだ、この先に行くには早過ぎる」
「そうだよ、将君。この先に行くのは、何十年と先になってからでいいの。その時はまた、皆で貴方を迎えるから」
「でも、僕は」
「幸せになって、生きてて良かったと心から思ってほしいんだ。そう思ってくれることが、**さんたち皆の願いだ」
「どんなに辛いことがあって、人生に絶望したって、死んでしまったら全部終わっちゃうから。生きてるだけで、幸せだって分かってほしいの」
「ちゃん……」
「風祭君。私、は、貴方のことが大好きでした。私の、この想いまで失くしちゃわないで? 生きて、私という人間がいたことを、ずっと覚えててほしいの」
そう言って、彼女は僕を抱き締めた。
それが合図となったように、背後の扉が開くのが分かった。
扉の先には、真黒な闇。
目の前の窓の先は、真白な光が溢れているのに。
「大丈夫だよ、将。何も怖くない。お前は、お前らしく生きればいい。大丈夫だ」
「将君……」
僕は、言葉を発することが出来なかった。
ただ、何かに引っ張られるように、その扉へ身体が引き込まれていく。
「ちゃん……ちゃん……!」
伸ばした手を、彼女が一瞬掴もうとした。しかし、すぐさまその手を引っ込める。
「……将君……将君っ……」
彼女は泣きながら、微笑んでいた。
やっぱり彼女には、笑顔が似合う。
「ちゃん……僕は君のことが大好きだった……!! 僕、強くなる!! 君のこと、ずっと忘れない!! 僕は絶対に幸せになって、生きてて良かったって思ってみせるから……!!」
片足が、扉を踏み越える。
がくんっと足元が沈む。
「将君……ありがとう……!!」
彼女の言葉が響いた瞬間、僕の身体は完全に宙に投げ出された。
突風に目の前が見えなくなる。
「ありがとう……ちゃん。…………父さん………………」
呟きと共に、視界が完全にブラックアウトした……。
「ん……」
身体中がズキズキと痛い。
頬に出来たかさぶたが、ピリピリと痛む。
僕は……生きてるの?
起き上がると、ぐらりと眩暈がした。
どうやら、頭から出血をしているようだ。
「……僕はもう、負けない。絶対に……ちゃんの分まで、幸せになるんだ」
血を拭って、見上げた空には月。
彼女を失って色を失ってしまった世界が、また輝き始めるのを僕は感じていた。
――――15年後……
「風祭先生、次の患者さんがお待ちですよ」
「はい、今行きます」
あれから15年。
僕は、心理カウンセラーになっていた。
この世の中には、心に傷を負っている人、病を抱えている人がとても多くいる。
そんな人たちを、少しでも楽にしてあげたい。そんな思いから、この道を選んだ。
「ふぅ……今日も中々ハードだったなぁ」
伸びをして、ふと机を見るとメールが一件届いていた。
【お父さん、今日の夕飯はハンバーグだって!★】
「ふふっ……ハンバーグか」
メールの相手は、最愛の愛娘。
自然と笑みが零れる。疲れもどこかへ飛んでいく。あの子の笑顔を見れば。
携帯を閉じて、僕はそっと呟いた。
「父さん、ちゃん……僕、今、生きてて良かったって、本気で思ってるよ」
――――将君、良かったね……
――――将、その言葉を聞かせてくれて、ありがとう……
目を閉じれば、二人の優しい微笑みが見えるような気がした。
fin
RE>>
本当にお久しぶりな更新で、こんな悲しい痛い話を書いてしまいました……!(涙)でも、これはどうしても書きたかったです。
ジャンヌの歌の中でも特にセンセーショナルな感じがするこの曲ですが、私はこの歌を多くの人に聞いてほしいと思います。
虐めや差別は、この世界で生きていく中で絶対に無視できないことです。これを書いてる私自身、昔は大小色々なイジメなどに出会ってきました。
ニュースなどでも、イジメ問題はいつも大きく取りざたされていますが、皆には本当に虐められる人の気持ちを考えてほしい。言葉でも人は殺せます。イジメを苦に自殺するために、人は生まれてきたんじゃなく、幸せになるために生まれてきたんだと私は信じたいです。
大人になった今だって、イジメの現場を見ることはあります。悲しいことですが、人が人である以上イジメからは逃れられないのかもしれません。けれど、少しでも多くの人が人の痛みや悲しみを分かり合えるようになるだけで、世界は絶対変わっていくと思うのです。奇麗事だとか、理想論とか、いっぱいあることは分かってるけど。その奇麗事や理想に少しでも近付けるように努力していくことは悪いことではないですよね?
嫌なこと、悲しいこと、辛いことにこの世は満ちてると思うけれど、きっとそれと同じくらい楽しいことや嬉しいこともあるんだって、最近は思います。
もし、これを読んでいる方の心に、何か少しでも残ることがあれば、私がこれを書いた意味もあるのかなぁと思ったり。偉そうなことは言えないですが、世の中が少しでも温かくなればいいなーと私は常々願っとります☆
それはそうと、何故主人公の彼にしたかといえば、彼が一番純粋そうだから!
虐められても、それを跳ね除ける力強さを将は持ってる、と勝手に判断してこのお話を書かせていただきました。ifの世界が、私たちが知っている笛!世界。これはもう一個、パラレルワールドのお話……というような位置づけで読んでいただければ、と思います。でもごめんね、将君。そしてヒロイン様、ごめんなさい(泣)
でも最終的には、将は幸せになれたんだよ。それはイジメというものを乗り越えて、人の痛みが分かる人になったからなんだよ、という部分を伝えたかったです。それにしても、この背景画像はちょっとホラー過ぎたかもしれない……汗
2009/02/11 桃井柚