Episode12 何が正しいのか



 そう、何が正しいのかなのよ。

 こんにちは☆皆様。です(ハート)。
 前回はトロピカル☆ラブラブモードくらわせちゃってメンゴ★★後から思い出して、アタイも赤面しただわよ。いくら携帯ぶっ壊しちゃったからって、メールが出来なくなっちゃったからって、FAXでラブレターだなんて!!(>▽<)イヤホーイ!!(詳しくは前回のとき★まほを見てね!)

 うらやましかろう?
 
うらやましかろう??


 はい。うざいですね〜。
 でもね、ラブラブ中のカップルなんて皆こんなものですよ(ホントか?)。駅の改札とかでイチャこいてるカップルとか見るとムカつきません?でもやってる本人はお構いなしなんですよ。ちなみに私は昔、ひとりで夜のプラネタリウム見に行ったとき、エレベーターの中で彼女連れの男が
「こんなとこに一人で来るやつなんていねぇよなぁ〜(笑)」
 と冗談めかして言い放った時にブチ切れそうになりました。

『確実に一人で来てる人間がテメェの前にいるじゃろがい(死語)!!!!!』

 てね?
 いいじゃんね。来たって。
 ね・・・。
 見たい番組だったんだもん・・・。

 でも逆の立場になってしまえば、どうでもよくなってしまうものなのよね。誰から何と思われてようが、それが私にとっては正しいことでも、そうじゃなくても。
 『好き』ってことだけで良くなっちゃうものなの。

 なんつって。

 と・こ・ろ・で!
 前回は・・・凄かった・・・いろんな意味で。薫ちゃんが超病んでるし、久し振りに楓ちゃん出てくるし!!
 あたぃの胸はドキドキしっぱなしなのよ!!
 静に「君なしでは生きていけない」とか言われちゃったらどうしよ??
※妄想です
 野中先生に「二人で・・・お話しませんか?」とか誘われちゃったらどうしよ???
※※妄想ですって!
 あ〜早く帰ってゲームしたい〜。暖かい処でお茶を飲みつつ・・そうだ!工芸茶買ったんだった!!クッションを抱いて、マウスを操作したいのよ〜。
 ゲームしたいゲームしたいゲームしたいゲームしたいゲームしたいゲームしたいゲームしたいゲームしたいゲームしたいゲームしたいゲームしたいゲームしたいゲームしたいゲームしたいゲームし・・・・

「何現実逃避してんの?」

 ・・・はい。わかった?私の調子がいつもと違うわけ。
 別に昨日のバカップル行為の名残だけじゃないのよ?寝不足で洗願フォームで歯磨きしそうになったってだけじゃないのよ?(おもわず男のような奇声をあげてしまいました☆)

「・・・『男子A』君。何?何か用かな?」

 なんっでこの人がいるのかな?私は今、を待っていたはず。今日は、昨日壊しちゃった携帯を新しくするために携帯SHOPに二人で行くつもりだったの。の方の授業が少し長引いてるみたいで、喫茶でお茶でもしながら待ってよ〜って思ったところにコイツが来たよ!!ホント、どっか行ってくれないかな。

「うん!ねぇ、これから二人でデートしない?」
「・・・はぁ゛??」
 思わず変な声だしちゃったじゃない。何この人?
「クスクスッ、地がでた!おっさんみたい!」
「うっさいわ!!ねぇ、冗談ならもっと面白いこと言ってくれないかな?A君。なんで私があなたとデートしなくちゃなんないわけ?」
「いや、暇なら一緒にお茶でもしないかなぁって思って。可愛くて美味しいって評判のケーキ屋さん見つけたんだけど?」
「う゛・・・って暇じゃないし!これからと会うし!!今日は一緒に携帯を見に行かなくちゃいけないんだから。」
「美味しそうだったんだよなぁ。ストロベリーレアチーズケーキって奴がおススメなんだって。上にウサギの砂糖菓子が乗ってて可愛かったし。土日は結構混むみたいだよ。今日は平日だから空いてそうなんだけどなぁ〜」
「へぇ・・・いいかも・・・ってちがぅ!しかも何?食べた事ないのにさそってんの!?男ならそーゆうのは下調べしてから誘いなさいよ!!」
※あくまで女尊男卑な
「いやぁ、折角なら一緒に行きたいなぁって思ってね。初めてだからこそ、一緒に感動したいんじゃない?だから待ってたんだ。」
「うーわぁ・・・」
「おっ!ちょっとうれしい?ときめいちゃった?」
「なわけねっつの!Aが変なこと言ってくるから、呆れて何も言えなくなっただけよ。
つきあってもないのに、なんでそんなことするのよ?どうせならと行くし。私は今を待ってるの。邪魔しないでくれるかな!」
「なんでって・・・一緒に行きたいなぁって思ったからなんだけど。」
「は?」
ちゃんと一緒に行きたいから待ってたし、こうして誘ってるんだよ。決まってるじゃない。」

 Aはやさしい目をして笑いかけてくる。私彼氏いるのに、なんで誘ってくるのかしら。
 私より可愛くて優しい子なんて幾らでもいるのに、何故私を?
 罠?
 何?
 将を射んとすればってことですか?
 
私は馬ってことですか?
 そんな疑問に皺を寄せ、思わずメンチを切っている状態になっている私にも動じず、Aは朗らかに笑い、「それに」と続ける。

「携帯なら俺が一緒に見に行くよ。俺もそろそろ変えたいって思ってたし。テレビで良さそうなヤツ宣伝してたんだよね。とはいつでも会えるんでしょ?なら今度でもいいじゃない。たまには息抜きしない?俺相手だったら、ちゃんの好きなアレについても、めいっぱい話せるんだよ。俺も聞いてみたいし。の前じゃ、そんなのひた隠しにしてるんでしょ?」
「それは・・・」

 正直ちょっと話してみたい気持ちもある。いや、罠だってことは分かってるんだよ?後でに私の恥ずかしい場面とか話して、別れさせようなんてことは重々承知なんだよ?でも、こんなこと話せる人、なおかつ男の人なんて多いわけじゃないし。話せる友達はいるけど、たまにしか会えないし。
 大学の友達は皆、ゲームなんてやったことない人たちばかり。そんなことに時間を費やすくらいなら、自分の髪を染めて、爪を磨いた方が有意義って。
 だから私もそれに合わせて生活をしている。オタクって思われて浮きたくはないしね。

 でも、この人は違うかもしれない。
 この人になら、この人となら話せるかもしれない。
「行こ?」
 Aが手を差し伸べてくる。私は

 
行く?
 行かない?


 これはゲームじゃない。
 現実。本当。
「私・・は・・・」

!!」

「よし・・・たか。」
 タタタッとが駆け寄ってくる。
 あれ?私は今・・・

「ごめん、待ったよね。教室出たら教授に呼び止められちゃて。ほんっとごめん!」
 息を切らせつつ、必死に謝ってくれる。

 そうだ。私はを待っていたんだ。

「で?なんでお前がいるんだ?」
 一息ついたところでが言う。
「そんなあからさまに嫌そうな顔しないでくれない?ちゃんが暇そうにしてたから、話してただけだよ。待たせるお前が悪いんじゃん。ねぇ、ちゃん?」
「う・・うん。」
「ふーん。まぁ良いや。俺たちこれから“二人で”出かけるから邪魔しないでくれる?」
 行こうか、とが眉間に皺を寄せながら私の肩に手を掛けてくる。
 どうやらAには近づけさせない気みたい。
「あれ?仲間に入れてくれないの?」
「誰が入れるか!」
「チッ、つまんねぇの」
 ふぅってため息をついて、Aは私の方を見る
「しょうがないか。ちゃんは今、の彼女なんだもんね。」
「『今』ってなんだよ!?」
 がキシャーッと猫みたいになってる。

「はははっ!そんじゃちゃん、またね!」
「もっもう無いわ!」
「おっ、。良く言ってくれた(笑)」
「なんだよ、二人して。」
「羨ましかったら早く彼女でも作ったらどうだ?」
「ああ・・・まぁ・・・そのうち・・ね。じゃぁ、邪魔ものは退散するとしますか。」

 ばいば〜いっと言ってAは去って行った。
 良かった。
 ちょっと・・・いや、かなりほっとした。
 もし、あのままが声を掛けてくれなかったら、どうなっていたんだろう。



「さってと、?」
「へ?ヒタッ!!」
 ぎゅうぅ〜〜と両ほっぺをツネられる。
「さっき何話してたの?あいつと仲良くしないでって言ったよね?」
 にっこりしながら、でも手の力は緩めない。い・・・痛い(汗)
「昨日の今日なのになぁ〜。」
「ほっ、ほへふははひ」
 うう。。怖いよぅ。でもまぁそうだよね。会わない方法なんて別にあったのに。どこかの喫茶で待ってるとかすれば良かったんだよね。携帯だってあるんだし。
 ちょっと反省。

 ションボリしている私の表情を読み取ってか、ふと手の力が緩まる。
「・・・まぁ待たしたのは俺だけどね。」←たしかに!!
 はそう言うと、ぱっと手を放し、その手を私の手に重ねる。
 何この雰囲気!!やだ!!ちょっとキュンときちゃうじゃない!!
「・・・いこっか?」
「うん!!」

 少し照れて彼は言う。
 ヤバイ!今日のも格好良い!!
 こ・・・これが噂のツンデレってやつなの!?
 こんなのアキバのツンデレ喫茶でしかお目見えできないとばかり思っていたのに!(偏りすぎですか?)
 こんなに近くで出会っちゃいましたよ。
 私ったら幸せ者だわぁ。
 まだ会えてちょっとしか経ってないのに、やっぱりといるとキュンキュンしちゃう!!


 そう・・・そうだ。私はを待っていたんだ。
?」
「ん?」
「どうしたの?ニヤニヤしちゃって。」
「へへっ。なんでもないよ〜!!」
 ぎゅっと私もの手を握り返す。私はやっぱりが良いや。

 さぁ、携帯を買いに行こう。彼と同じ機種を買い、ストラップも買っちゃおうかな。
 Aに見せつけてやるために。
 あんたに邪魔なんてさせないんだから!!






 二人と別れてから、俺は一人で街をぶらついていた。
 目に映るのはウザいくらいにイチャこいてる男と女。いつもなら『幸せそうでよかったね』くらいの目で見ててやれるものの、最近はどうも違う。
 腹が立って仕方無い。
「あ〜あ。失敗。折角のチャンスだったのになぁ。ちょっとグラついてたんだけどな。しかもあいつ、調度良いタイミングで出てきやがって。」

 悔しさが顔に出てしまう。
 そう。確かにあの子は傾きかけていた。今の彼氏を好きな反面、まだ本当の自分を出せないでいる。自分の本当に好きなものを知られて、それを切り捨てられることが恐いんだ。
「そりゃそうだわな」
 Anime・マンガが日本の文化として認められるようになってきたものの、やはり世間からの目は冷たい。冷たいというか・・・たまに馬鹿にされたような声を聞くことだってある。
 好きな気持ちはあるが、公にするにはちょっと恐いはずだ。
 ましてや自分の・・・彼氏には

 でも、本当の自分を隠したまま、この先上手くいけるものなのか?
 いつか・・近い将来隠しきれなくなる。その時、アイツはどんな風に受け止めるんだろう。
 早く言ってしまえば良いのに。彼女はそれを恐れている。

 俺だったらそんなことないのに。
 彼女の楽しかったこと。気になったこと。むかついたこと。
 なんでも聞いてあげられるのに。

「あ、そうだ。」
 ふと、彼はクスッと笑う。

「そうだ。そうだったね。気づいたのかな、ちゃん。」
 彼の右手がこぶしを握る。

「俺のこと、『A』って呼んだんだよね・・・。」








 ふっふっふっふっ
 買っちゃった・・・

 
買っちゃいましたよみなさーーーん!!!!

 と同じ機種で同じ色でストラップまでお・な・じ★
 しかもよ?成り行きとしては
「俺も携帯新しくしたいな。、一緒に新しいやつにしない?同じのにしようよ。」
 って!
 謀らずともですよ。
 しかもしかも
「どうせならストラップも一緒にしないか?あっ、これ。二つで一つみたいなやつ」
 
って!!

 はっはっはっ。
 うらやましかろう?
 
うらやましかろう??

 はい。本日二回目ですね〜。ほんと、バカップルは手に負えませんよ。今時こんなやついないと思ってましたけどね。いたんですね〜ここに(笑)

これでもうAの出番は無いでしょうな。






 なんでAが出てきた?
 そう。いらないいらない。私は今とラブラブしてんのよ。あいつなんていらないわ。
 なんでアイツが今でてくるのかしらね。さん、私は今かなりの高揚状態にいたはずよ?自分からテンション落ちることに思考を持っていかなくても良いのではなくって?
 そうよ、そうそう。
 そ・れ・よ・り・も?

 ゲームよ!ゲーム!!
 もう、ついにやってきたわ。この時間が!!
 昨日から気になって気になって気になって!!薫ちゃんがよ?あの薫ちゃんがよ??
 いやーもう、こりゃ用意する手も震えちゃうよね★
 思わず顔が笑っちゃって、ママンも引くよね★★
 こんなんで夢小説の主人公なんて言っちゃって良いのかしら?苦情とか来ちゃうんじゃないかしら?
 私なんか実際小説読んでて、こんな本物の乙女からかけ離れちゃってるヲトメいたら引くね。まあ、嬉しくもあるんだけどね。私だけじゃなかったみたいな?
 たまにはこんな主人公いてもいいでしょ。そんな
 
オシャレ大好き!お喋り大好き!ちょっとクセ毛が気になる普通の女の子ですっ☆
 なんて言うやついたらファンタジーだからね。
 そんな子絶対裏あるよ!(考えが黒いですよさん!)
 ちょっとくらいどこかで偏ってるくらいの方が人間としての魅力出てくるって!
 きっとそうだって!(自己満)

 んまぁそんなところで

 ゲームの世界へ……→


☆もう一人の作者よりコメントコーナー笑☆
……ていうか青さん、マジで壊れてるne☆青さんの体験談入りすぎててマジ爆笑っす!!(妄想レトロピア管理人より) 2009/07/08