第18章<麻衣篇>〜探偵乱



 私は悩み迷った末、やはり自分で言うことに決めた。
 私は義高に囁き返す。
「ありがとう……でも――」
「そう言うと思ったよ」
 義高が苦笑した。そしてまた小さく囁く。
「大丈夫……僕がついてる」

 この人がいてくれるなら、私はきっと大丈夫。
 そう確信出来る言葉だった。

「……うん」
 そう微笑んで、私たちは離れた。
 もう覚悟はできた。
「麻衣……」
 縁の声がした。私の返答を待っているに違いない。
「理由は……」
 私は呟き、ドアノブに手を掛けた。
 皆の鼓動が聞こえてきそうなほど、周りは静かだった。

 私は義高の顔を見た。
 彼が見守ってくれている。
 私は独りじゃない。
 平気だ。

 そう心に刻むと、私はそのまま一気に扉を開け放つ。
 そして、犯人の名を叫んだ――。


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ついに、最後の推理です! ここは、やっぱり腐っても推理小説紛いというわけで、皆さんにも推理していただこうと思います。
次のページに飛ぶと、犯人入力ダイアログが出現しますので「こいつが犯人だ!」と思われる人物を、
漢字フルネームで(スペースは使わず)入力してみてください!! 犯人を逮捕できるかどうかは、全て貴方の手腕にかかってます。それでは、事件解決を祈って……★